電力節約のマメ知識

2016年09月26日

スグレものの節電グッズ「プログラム電源タイマー」を使いこなそう

電気

 電源のON/OFFが自動で簡単に行えることから、節電グッズとして人気が高い「プログラム電源タイマー(コンセントタイマーとも)」。現在、さまざまな種類が販売されているプログラム電源タイマーの使い方や選び方のポイントを紹介していきます。

◆節電エコグッズ「プログラム電源タイマー」の使用シーン

 プログラム電源タイマーは、コンセントに挿したプログラム電源タイマーに電気器具のプラグを挿し込んで使用します。

 挿し込んだ電気器具を自動で切ることができるため、トイレの温水洗浄便座やサーキュレーター、電気ポット、ホットカーペット、アクアリウムのライトやヒーター、最近クリスマスのときなどに見かけることが多くなった個人宅でのイルミネーションなど、常時使用する必要のない電気器具の節電にぴったりのエコグッズです。

 また、電源を「切る(OFF)」だけでなく、「入れる(ON)」こともできるため、換気扇などで定期的に空気を入れ換えたり帰宅時を見計らって照明を点灯させたりすることも可能です。

 機種によってはスマートフォンから操作できるものもあるため、不在時に照明を点灯させて防犯対策に生かすといった使い方もできます。

◆「プログラム電源タイマー」で電気料金の安い時間帯を有効活用

 たとえば、夜間などある一定の時間帯の電気料金が安くなるプランにしている場合は、プログラム電源タイマーの出番です。

 家電製品の中で一定の時間切っておいても大丈夫なものには、プログラム電源タイマーを使ってみましょう。電気料金が高い時間帯を「切る(OFF)」設定にしておくだけで、電気料金の節約につながります。

◆アナログ式? デジタル式? 「プログラム電源タイマー」の選び方

 数多くの種類があるプログラム電源タイマー。節電に役立つとはいえ、使い勝手のよくないものを使用すればストレスとなり、節電そのものが嫌になってしまうかもしれません。

 エコライフを無理なく続けるための、プログラム電源タイマーを選ぶ上で気を付けたい5つのチェックポイントを見ていきましょう。

(1)家の電気器具に適合するかどうかをチェック
 エアコンや、もともとタイマーが内蔵されている家電製品などでは、使用できない機種もあります。また、使用電気容量が決まっているものも多いので、事前に確認してから購入しましょう。

(2)設定可能時間をチェック
 「24時間毎」、「15分単位で設定可能」など、機種によって設定可能時間はさまざま。アナログ式は毎日同じ時間にON/OFFするものが主流です。デジタル式では曜日指定までできるものもあるので、用途や予算に応じて選びましょう。

(3)音がするかどうかをチェック
 アナログ式の機種の中には、タイマーが動くとき音がするものもあります。音の大きさはさまざまなので、寝室などでアナログ式を使おうと考えている場合には、ネット上の口コミなどで各機種の音の情報もチェックするとよいでしょう。

(4)大きさをチェック
 アナログ式、デジタル式ともに気をつけたいのが、タイマーそのものの大きさです。大きさによっては、両隣や上下のコンセントが使えなくなることもあるので注意しましょう。 

(5)付加価値などをチェック
 設定可能時間内で電源のON/OFFができるものや曜日設定ができるもののほか、現在の電気使用量、積算使用電気量、積算C02排出量、電気料金がいくら節約できたか、積算の電気料金などを確認できる高付加価値機種もあります。 また、屋外用、アクアリウム用など、機能を特化したものもあるので、用途を考慮して機種を選びましょう。

 今まであまり必要性を感じていなかったような人でも、消し忘れ予防やちょっとした節電に活用できることは理解してもらえたと思います。自分の生活スタイルなどに合わせて、取り入れてみてはどうでしょうか。



記事提供:@niftyでんき