電力節約のマメ知識

2016年11月21日

マンションなどによくある「24時間換気」は回しっぱなしで電気代は大丈夫?

電気

風呂場やキッチンなどについている「換気扇」。電気代がかかりそうだからと、必要なときだけ使っている人も多いのでは。しかし、スイッチを見ると「24時間換気」というボタンがあり、換気にはよさそう。使いたいけど電気代は? そんな疑問を解消しましょう。

◆24時間換気が必要な理由とは?

 皆さんは換気扇をどのように使っていますか? 回しっぱなしだと電気代もかかりそうだからと、つけたり消したりして使っている人が多いのではないでしょうか。実は、換気扇は24時間回したままにしておくほうがいいのです。

では、どうして24時間換気する必要があるかといいますと、一年を通して窓を締め切って生活している時間が多いことが大きな理由のひとつです。もっと言ってしまえば、換気扇を止めることによるマイナス点がいくつかあるのです。

・トイレやキッチンなど、においの充満
・風呂場などで結露やカビの発生
・部屋内の花粉、黄砂、PM2.5などの濃度が高まる


こういったデメリットを回避すべく、「24時間換気システム」を稼働させておく必要があるのです。

最近のマンションやアパート、一戸建てに24時間換気システムが導入されていることが多いのは、2003年に建築基準法が改正され設置が義務化されたことによります。住宅の高断熱・高気密化にともない化学物質が原因で起こるシックハウス症候群などの症状が多く見られるようになり、対策の手段として有効であると言われる24時間換気システムが普及してきたのです。

◆風呂場やキッチンの換気扇、1カ月の電気代は?

 24時間換気の重要性を理解してもらったところで、そうはいっても気になるのが電気代。結構かかってしまうのでは……と心配になる人もいるかもしれません。が、電気代は月々で数十円~数百円程度しか実はかからないのです! もう少し詳しく見ていきましょう。

●換気扇の電気代「風呂場」
風呂場の換気扇の消費電力は20W前後が主流。よって、1カ月24時間回しっぱなしで使用した場合でも、「20W×24時間(1日)×30日(1カ月)=14.4kWh」が電気使用量となり、1kWhを26円(※東京電力・従量電灯B・第2段階料金<120kWhをこえ300kWhまで>・2016年11月現在。以下、同)で計算すると、1カ月の電気代は約374円です。

24時間換気モードを備えている最近の換気扇であれば、消費電力が2~3Wというものもありますから、1カ月の換気扇にかかる電気代が約37円ですむケースもあります。

●換気扇の電気代「風呂場」
風呂場の換気扇の消費電力は20W前後が主流。よって、1カ月24時間回しっぱなしで使用した場合でも、「20W×24時間(1日)×30日(1カ月)=14.4kWh」が電気使用量となり、1kWhを26円(※東京電力・従量電灯B・第2段階料金<120kWhをこえ300kWhまで>・2016年11月現在。以下、同)で計算すると、1カ月の電気代は約374円です。

24時間換気モードを備えている最近の換気扇であれば、消費電力が2~3Wというものもありますから、1カ月の換気扇にかかる電気代が約37円ですむケースもあります。

●換気扇の電気代「トイレ」
消費電力は3W前後のものが多く、24時間回しっぱなしで1カ月使用しても、「3W×24時間(1日)×30日(1カ月)=2.16kWh」で、1カ月の電気代は約56円です。

実際の数値で見ると、換気扇にかかる電気代が思っていたよりも小さな金額ですむということが、理解してもらえるのではないでしょうか。

◆こまめな清掃と密室化で換気効率がアップ

 最後に、換気扇を効率よく使うためのポイントを解説しておきます。換気扇の効果をより高めるには、

・換気扇を使うスペースの密閉化
・定期的な掃除をはじめメンテナンス
という2点を頭に入れておきたいところです。

最近の換気扇が優秀だからといって、使用するスペースが密閉されていないと効果は薄れてしまいます。換気扇を回すスペースを密室にすることで空気の通り道ができ、効果的に換気を行うことができるのです。窓がある場合などは、窓を閉めてから換気扇を回すようにしましょう。

また、換気扇には「1カ月に1回は清掃してください」などの注意書きが記してある場合もあるように、定期的に清掃を行うことで、常に家の中にきれいな空気を循環させられます。換気扇のフィルターは水洗いするだけでも、簡単にきれいになります。清掃する期間を決めて、定期的に行いたいものです。

節約も大事ですが、換気扇を止めてしまうと起こりがちなマイナスポイントのことを思えば、被害を未然に防げると割り切り、換気扇の電気代を気にしすぎず、24時間回したままにしておくほうがいいと言えるかもしれません。



記事提供:@niftyでんき