好きがつながるプロジェクト

熱意でつながっていた時代を
いま、再び

好きなことに熱中して
オンラインでつながりはじめた時代から
約30年
インターネットが育んできたカルチャーを見つめなおし、
人と人、過去と未来をつなげていきます

Project to connect with people online

きっかけはお客様の声

社長の写真

30年前、90年代のインターネットはネットニュースやwww、電子掲示板やチャット、個人ホームページといったコミュニティサービスが始まったばかりでした。携帯やスマートフォンの普及に続き、SNSの登場によって情報は瞬時に多くの人々に届くようになり、その利用は爆発的に拡大しました。
しかしその一方でどうでしょう。個人の発信手段が広がったことは、同時に多くの課題も生み出しました。私たちは毎日、大量の情報に追われ、その中にはフェイクニュースや詐欺が紛れていることも少なくありません。さらに、自己表現の自由という名の下に、誰かを傷つける言葉が飛び交う場になってしまうこともあります。こうした被害を避けるためにも、情報を適切に見極めて生活する力が、現代人にとって必要不可欠なスキルになってきたと感じています。
ところが、90年代から続くインターネットサービスの中で、ただ一つ、テクノロジーの進歩に乗りながらも決して変わることのない素晴らしい文化が残されています。それこそが「個人ホームページ」です。お客様の趣味、特技、関心事などの日々の記録は、まさに唯一無二の情報です。そこには「好きだ」という熱い想いがあふれており、これはかけがえのない文化的財産と言えるでしょう。最近、他社のホームページサービスが続々とクローズされています。それを目にされたお客様からは、「ニフティも辞めてしまうの? 頑張って続けてほしい!」といったお声をいただきました。ニフティは続けていきます、安心してください。今後も様々なSNSプラットフォームが登場して来るでしょう。しかし、そのようなプラットフォームには決して左右されない自己表現の場を大切に守り続けます。それこそがニフティがインターネットサービスプロバイダーとして存在する文化的意義だと考えています。

代表取締役社長
社長の名前

発信の原点から現在

ニフティサービスの年表

求められる自分だけの居場所

今年の4月、サービス改善のためホームページサービスの利用者アンケートを実施したところ、私たちの想像をはるかに超えるサービスへの熱い想いを確認することができました。
SNSなど他の情報発信ツールが一般的になっている現在、「なぜ今もホームページサービスを利用しているのか?」という問いに対し、「SNSは頻繁に更新されるため、一定の情報を提示する用途には向いていない。また、自分だけのURLを持つホームページは、ネット上で一定の信頼を得られるから」と多くの利用者から共通した想いが寄せられました。
この回答から、時系列に縛られず、タイムラインで流れることなく情報を蓄積でき、かつ自由に構成できるホームページサービスに価値を見出していることが明確に伝わってきました。
また、今回のアンケートで特に印象的だったのは、自由記述欄に「ホームページサービスへの強い思い入れ」と「サービスの継続を望む声」が多数寄せられた点です。
その一例をご紹介します。(原文のまま)

  • ・「自分の人生の一面の蓄積です」
  • ・「インターネット上で活動する基盤と捉えている」
  • ・「NIFTY-Serve時代から29年継続してきたコンテンツ」
  • ・「ホームページサービスの最後の牙城として存続して欲しい」
  • ・「作成した、いろんな創造的要素を含んだ数多くのHPを削除するのはあまりにもったいない」

アンケート結果からは、93%もの方がホームページサービスの継続を希望している一方で、他社サービスの終了が相次ぐ中、85%の方がサービス終了への不安を感じていることが分かりました。
また、半数以上の方が「自身の趣味に関する情報」をホームページで発信している点も特徴的でした。「SNSのようにインターネット利用者全般に発信する」というよりも、「同じ趣味や志向を持つ人に見てもらいたい、つながりたい」という、創業時からコミュニティサービスに注力してきたニフティ会員ならではの回答が多く、ニフティのサービスに対する期待の高さがうかがえる結果となりました。

グラフグラフ

未来へつなげる想い

今回のアンケートを通して利用者からの心の声を聞くことにより、長年蓄積されてきたコンテンツには文化的・歴史的価値があり、保存の仕組みを検討する価値がある、という事を改めて確認することができました。

インターネット黎明期から個人の発信を支えてきたニフティは、蓄積された情報資産を未来へ残していきたいというお客様の想いに寄り添い、自分だけの「居場所」として存在できる自己表現の場、情報が蓄積されていく文化を守っていく取り組みを進めていきます。

#好きがつながるプロジェクト

@niftyホームページサービス(LaCoocan)で作られたホームぺージの中には、まだまだ世の中に発信しきれていないサイトがたくさんあります。これらのサイトの価値を知ってもらう活動をしていく予定です。
ぜひ楽しみにお待ちください!

パソコンの中に眠っている
コンテンツ(ホームページ)はありませんか?
#好きがつながるプロジェクトに合わせて、
ニフティが発信するお手伝いをします。
ぜひ世の中に発信していきましょう!