2016年07月01日
乾電池の残量を知りたい! 新品と使用済みの見分け術
テレビのリモコンをはじめ家電用品を使う際、専用の充電池がセットになっているものをのぞけば、使い切りの乾電池を利用している人は多いと思います。
このとき、使用する本数分の乾電池を全部まとめて新品に交換するのであれば問題はありませんが、新しいものと古いものを混在して利用するのは危険です。
新旧の乾電池を一緒に使ってはいけないとよく言われていますが、どうして残量が違う乾電池の併用がNGなのかというと、古い電池が元で電池全体のパワーが弱くなってしまったり、古い電池が液もれを起こす可能性もあるからです。
では、残量が異なる新旧の乾電池は、どうやって見分けたらいいのでしょうか? 電池の残量を調べることができるチェッカー、テスターなどを使わなくても確認できる方法をご紹介します。
◇乾電池を持ち上げて垂直に落とすだけで残量を確認
まずもっとも簡単な方法が、乾電池のプラスを上、マイナスを下にして縦に持ち、そのまま落としても立つような高さ(※3〜5�pセンチ程度。これ以下では残量にかかわらず立つことも多い)に持ち上げて、平坦な場所(床やテーブルなど)に向けて落下させます。
マイナス面がテーブルなどに接した際、しっかりと立つものは新品の可能性が高いといえます。これは、アルカリ乾電池は使用していくとマイナス面が少しふくらむという特性を生かした方法です。
ただし、立たなかったからといって残量がゼロとは限らないので、その場合は複数本を組み合わせて使う機器ではなく、乾電池1本でも使えるものに使用して残量の有無を調べてみるのもいいかもしれません。そうはいっても、残量があっても残量違いのものを併用するのはNGです。
なお、このチェック方法は、単1など底が広くてもともと立ちやすい乾電池などでは判断がつきにくいことがありますので、あくまでも“目安”としての判断術と思っておいてください。
◇スマホのカメラや電池の重さも判断の材料に
もう少し確実な方法には、スマホ・携帯のカメラを使ったものがあります。こちらは乾電池が使えるかどうか、つまり残量があるかを確認するために、テレビやエアコンなどのリモコンとスマホ・携帯のカメラを使って判別します。
調べたい乾電池をリモコンにセットし、どのボタンでもいいので押しながら赤外線発信部分をスマホ・携帯のカメラに向けます。スマホ・携帯の画面を通してリモコンを見た時に、赤外線発信部分が光って見えれば電池残量があることになります。このとき、光の強弱である程度までなら乾電池の残量を推し量ることができます。
ほかにも容量が減ってしまった電池は軽くなるといわれているので、電池の重さを比較することでも残量の有無を判断する方法もあります。正確に計るにはテスターやチェッカーを使うのがオススメですが、ちょっとした残量の有無を調べるには今回紹介した方法を試してみるのもいいかもしれません。
できれば使い切った乾電池は放置しておくことなく、きちんと処分しておきたいものです。
※記事内容はあくまで検証に基づいたもので、必ずしも効果などを約束するものではありません。
記事提供:@niftyでんき
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