電力節約のマメ知識

2017年03月06日

地球に優しいエコな乗り物、「電動バイク」って便利そう?

電気

最近、耳にする機会も増えてきた「電動バイク(スクーター)」。電気自動車のように特殊なものかと思われがちですが、買い物や通勤にも便利で、“地球にやさしいエコな乗り物”として注目されています。

◆原付スクーターと同じ感覚で、気軽に乗れる電動バイク

「電動バイク(スクーター)」といっても、なにか特殊な乗り物なわけではありません。皆さんが通勤や買い物で利用される、原付バイクの“電動版”だと考えればわかりやすいでしょう。

国産メーカーが発売している電動バイクを見ても、ヤマハ「E-Vino」は「Vino」の電動版、スズキ「e-Let's」は「Let's」の電動版と、それぞれ原付バイクをベースモデルにしています。どちらも、駅やスーパーの駐輪場でよく見かける人気車種です。

ですから、見た目も原付バイクと変わりません。バッテリーはメットイン(シート下の収納スペース)にあって見えないため、電動アシスト自転車にありがちな「電動自転車に乗っています」といった必要以上の外見での違いは、あまり感じません。

バッテリーは取り外し可能なので、使わないときは家の中に持ち込み、家庭用のコンセントで充電できます。空の状態からフル充電までは3〜4時間ですから、夜間の就寝中に充電すれば問題ないでしょう。

ただし、価格が安い海外メーカーの電動バイクには、バッテリーが取り外せないモデルもあるので注意しましょう。こちらは、車体を直接コンセントにつなぐ必要があります。車体の差込口〜付属コード&付属充電器〜コンセントのように接続するため、屋外にコンセントがないご家庭では、ちょっと使いづらいかもしれません。

原付バイクと変わらない10万円台から購入できる海外メーカー製に比べて、国産モデルは20〜30万円台と少々、高めの設定になっています。その代わり、日本の家庭環境に見合った利便性が考えられている、というわけです。

免許に関しては、国産・海外製ともほとんどのモデルが原付一種登録なので、原付免許でOK。普通自動車免許をお持ちなら運転できますし、教習所へ通う必要もありません。

◆電動バイクのランニングコストは、原付スクーターの1/5!

税金や保険も、原付バイクと同じです。軽自動車税が年額1,000円、加入が必須の自賠責保険料は年間7,000円程度。車の任意保険に加入していれば、年間1万円程度の加算で「ファミリーバイク特約」を付けられます。

「ファミリーバイク特約」に加入すれば、車と同じ保険が、原付バイクに乗車中の事故でも適用されます。任意保険に別途加入すると最低でも年間2万5000円程度は必要ですから、とてもお得な保険特約なのです。

こうした電動バイクのメリットは、やはり経済性でしょう。

1回のフル充電に必要な電気代は、おおよそ15円ほど。通勤や買い物で片道5km、往復10kmの距離を月に20日間ほど利用するとして、原付バイクとランニングコストを比較してみます。

・原付バイクのガソリン代=520円(リッター130円で計算)
・電動バイクの電気代=100円


なんと、月に400円以上も安上がり! 走行距離が増えれば増えるほど、この差額は大きくなります。1日20kmの利用なら、差額は900円以上に!

また、音の静かさも魅力です。当たり前ですが、「エンジン」の排気音は皆無。タイヤから走行音だけが聞こえてくるため、原付バイクとは異次元の感覚に驚かされることでしょう。深夜早朝でも、ご近所への迷惑を気にせずにすみます。

原付バイク程度の速度であれば、「バイク」としての走行性能も変わりません。

このようにお得で便利、いいことづくめに思える電動バイクですが、フル充電時の走行距離が30kmほどな点は意識しなければなりません。1回の満タン給油で200km走れる、原付バイクとは使い方も違ってきます。

テレビ番組の電動バイク旅では誰もが快くコンセントを貸してくれますが、一般には、出先など街中での充電は難しいもの。ガソリンスタンドに立ち寄っても、普通は断られます。

1日の走行距離30km以内で、帰宅後に充電できる用途であれば……という条件下なら、オススメです!

原付バイクとの比較はもちろん、バスや電車と比べても遥かにお得な電動バイクで、皆さんもエコライフを実践されてみては?

※記事内容は2017年2月現在の情報を基に作成。