2017年06月30日
ドライヤーのフィルターにつくホコリに要注意! 正しい掃除方法は?
ほぼ毎日のように使うドライヤーですが、意外と雑に扱ってしまっていませんか。フィルター部分にホコリや髪の毛といった汚れがたまりそれが原因で風量が弱くなると、使用時間が延びて電気代がかかったり、最悪の場合、発火するおそれも……。どうすればいい?
◆ドライヤー使用時にかかる電気代はどれくらい?
ドライヤーの消費電力は、低いものは600W前後、高いものは1,500W程度のものがありますが、1,200Wのものが一般的となっています。
電気代を下げるには、W数の低いドライヤーを短時間の使用で終わらせることがいいと考えがちですが、実はW数が下がればその分、空気量や熱量が下がり、結果として髪を乾燥させるまでの時間が余計にかかってしまいます。
つまり、消費電力と使用時間をうまく組み合わせることが、節電・節約には重要なのです。
では、1,200Wのドライヤーを使った場合の電気代はというと、1日10分使った場合は約5円、1週間で約35円、1カ月なら150円、1年間では約1,800円と計算できます(※電気代は税込27円/kWh<公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 新電力料金目安単価>を基に算出)。
もちろん、1回あたりの使用時間によって電気代は変わり、使用時間が長くなるほど電気代はかさんでいきます。
さらに、エアコンや掃除機などと同じように、ドライヤーにも網目状のフィルターがついていて、ここに汚れやホコリがたまると性能が落ちたり、使用中に焦げたような臭いが発生し火災につながるといった危険性もあります。
◆ドライヤーのフィルター掃除方法とは
事故を予防しつつ効率よくドライヤーを使うためには、定期的にフィルターの掃除をすることが大切です。
そうはいってもドライヤーの掃除はやったことがないという人も多いと思いますので、ここで基本的なフィルター清掃法を確認しておきましょう。
まずチェックすべきはドライヤーの吸込口(※本体後方部)の形状。格子状のプラスチックの内側にメッシュのフィルターがあるものと、フィルターのみがついているタイプがあります。
前者の場合は、
(1)表面についたホコリや髪の毛などを取る
(2)内側のホコリは掃除機で吸い取る
という方法で掃除を行います。(1)ではティッシュペーパーや歯ブラシなどを使うと、ホコリをうまく取ることができます。
また、フィルターのみのドライヤーでは、(1)の作業だけ行えばOKです。このとき、なかなか取れないホコリや髪の毛には、掃除機を使うのも効果的です。
フィルター掃除をする際は、電源プラグをコンセントから必ず抜いておきましょう。
◆月に1回程度の清掃でドライヤーを快適に使える
続いて、吹出口(※ドライヤーの風は出てくる部分)の清掃方法ですが、ノズル・送風口カバーを取り外し、網目状のフィルターにからまっているホコリや髪の毛を、ブラシや綿棒でかきだしてください。
最後にドライヤーをコンセントにつなぎ冷風を利用すれば、取れかかっていた汚れも飛ばせるはずです。冷風を出しながらかき出す方法もありますが、その際はくれぐれも注意しましょう。
ドライヤーがきれいになったら、保管場所にも気を配り、引き出しや棚の中など扉がある場所を選ぶことで、ホコリの付着をある程度防ぐ効果に期待できます。
ドライヤー清掃の目安は1カ月に1回ぐらいが目安で、しっかりと手入れをすることが節電・節約につながり、ひいてはドライヤーの寿命を延ばしてくれるはずです。最近ドライヤーの調子が悪いと感じている方は、フィルターをチェックしてみてください。
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